「工場の交代勤務ってどんな感じなんだろう...。ネットだと『やめとけ』って言われることが多いけどなんでなのかな?」
この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
稼働時間が長い仕事はよく「交代勤務」での求人が応募されています。8時間ごとに交代する「三交代」と12時間ごとに交代する「二交代」の工場勤務が代表的ですね。
夜勤を挟むので深夜手当がもらえることもあって、同じ時間働く仕事よりも良いお給料をもらえることが多いです。
しかしこの工場での交代勤務、ネットでは「やめとけ」という声が多いですが働きやすさとしては実際どうなのでしょうか?調べてみました。
目次
三交代(日勤→夕勤→夜勤)とかでシフトが固定できないならやめとけ
まずアルバイトで工場勤務をしていた私の体験談も踏まえて結論を言うと、交代勤務はシフトが固定できるならいいですが、そうでないなら辞めといたほうが無難です。
「交代勤務はやめとけ」と思う理由は以下の通り。
- 生活リズムが崩れる
- 体調に影響が出る
- 友達、家族との予定が合わなくなる
日勤ならずっと日勤、夜勤ならずっと夜勤で働けるのが1番いいですが、そうはいかないのが現実。
そもそも交代勤務で募集をかけているのだからシフト固定のお願いもなかなか難しいでしょうし、もし固定できたとしても別の時間帯にヘルプで行くことも十分に考えられます。
とくに今は人手不足で企業にも余裕がない中で回している現場も多いでしょうから、個人の融通を効かせるのはなかなか大変でしょう。
交代勤務で仕事をしたい人はこれらのデメリットがあることを覚悟しておきましょう。それぞれもうすこし詳しく解説していきます。
生活リズムが崩れる
やはり短いスパンで勤務時間が変わる職場が多いので生活リズムが崩れるのが大きなデメリットです。たとえば、私が過去にちょっとだけ働いていた三交代の工場はこんな感じ。
日勤5日(8:00-16:00)→ 2日休日
→夕勤5日(16:00-24:00) → 2日休日
→夜勤5日(24:00-8:00) → 2日休日 → 日勤5日...
交代勤務の工場であれば、休みの間隔が違うかもしれませんが、だいたいこういったローテーションが組まれると思います。
ずっと日勤、ずっと夜勤ではなく、短いスパンでの日勤→夜勤→日勤というシフトは体内時計が追いつかないのでかなりきついです。
幸い私の配属された部署はそこまで力仕事もなく、残業もまずありませんでした。
それでも生活リズムが乱れるので夜勤で帰ってきて寝るのには苦労したり、日勤でも夜勤のから引きずるだるさが抜け切れてなかったです。
夜勤はたしかに通常よりも手当がついて儲かりますが、こういった不眠やだるさを考えると余りお得ではないのかなと思います。
体調に影響が出る
上の生活リズムの崩れにつながりますが、シフトが固定されてない以上は規則正しくない仕事なのでどうしても体調に影響が出ることが多くなります。
たとえば肌が前よりガサガサになったり、お腹の調子が良くなかったり、精神的にイライラするのがよくあるサインです。というか、生活リズムが崩れてよく寝れないことが原因の症状がかなり多い気がします。
私の場合、夜勤を挟むので十分に睡眠が取れなかったせいか、なぜか口内が乾燥気味になって口臭が気になるようになりました(今は治っています)。
このようにじわじわ体調に影響が出てきますが、場合によっては以下のような病気になる確率が上がると言われています。「時事メディカル」さんからの引用です。
交代勤務を始めて数週間から1カ月ほどで表れやすいのが胃炎や胃部不快感、下痢と便秘を繰り返すといった消化器症状だ。倦怠(けんたい)感や動悸(どうき)などの自律神経症状、腰痛や肩凝り、月経不順、眼精疲労、抑うつなどを訴える人もいる。(中略)
体内時計を正常に戻すには最低3週間はかかり、睡眠時間が日々変わる交代勤務者には時間的余裕もない。
私はここまでの症状にはなりませんでしたが、やはり夜勤を挟む交代勤務はお金がもらえる代わりに体調面でのリスクもあるということですね。
友人、家族との予定が合わなくなる
交代勤務で生活が不規則だと友人、家族と会ったり出かけたりする予定もなかなか合わせられません。
たとえば夜勤明けの休みの日に眠い目をこすって友達とライブに行ったりとか、子どもの運動会を観戦...というのは、テンションが上って楽しいのかもしれませんがなかなか過酷。
経験上わかりますが、交代勤務の休みの日は「体内時計を無理やり動かす時間」です。
家族はまだしも、友達はそれを察するでしょうから自然と付き合いも疎遠になっていくと思います。
かといって無理やりそこを調整しても自分の体調に影響がでて、結果として仕事がうまく行かないのでどこかで付き合いを諦めなければいけません。
「自分は独身だし友達もいない」...という人でも、趣味のライブやイベントは日中にあることが多いのでやはりそういった催し物を見れないのは寂しいものです。交代勤務はまさにプライベートの犠牲に上に成り立っているといえます。
交代勤務にはメリットもあるけどずっと続けるのは難しい
交代勤務の悪いところばかり書いてきましたが、もちろんいいところもあります。
- 日中に休みがあると市役所、病院に行きやすい
- 手当があるので給料も多くもらえる
夜勤であれば日中は時間があるので、市役所や病院の混雑していない時間帯に行きやすいです。たとえば私がよく行く歯医者は夕方〜夜がかなり混み合うので、その時間を避けられるのはかなり助かりました。
また冒頭でも書いたように交代勤務では夜勤を挟む場合、大抵は日勤のみの工場勤務よりもお給料がいいです。たとえばトヨタ自動車の期間工であれば2交代勤務でおよそ28〜30万ほどもらうことができます(深夜手当、時間帯手当、残業代含む)。
参考サイト期間従業員のご案内
今の時代、ここまで安定して稼げる仕事もなかなかありません。ただ、上で書いたデメリットも無視できないものなので例えばずっと正社員(契約社員)で定年まで現場で働き続ける...というのは交代勤務では現実的ではないですね。
年を重ねると体力も落ちてきますから、どこかで現場仕事から管理職にステップアップしないと長年蓄積された交代勤務のダメージは自分に跳ね返ってきてしまいます。
仕事をするなら交代勤務よりも固定シフトがおすすめ
このように、もし工場で勤務したいのであれば交代勤務よりも固定のシフトのほうが断然おすすめです。
もちろんやむおえず交代勤務のところしか採用されなければしかたありませんが、できるだけ同じ時間帯だけで働ける職場を選択したほうがいいです。
交代勤務より多少給料は下がるかもしれませんが、三交代や二交代のストレスと体を壊すリスクを考えたら、ずっと勤務シフトが変わらないほうがよっぽど健康的な生活を送れると思います。
むしろ夜勤専従ならずっと手当がもらえるので、下手な交代勤務よりも儲かるかもしれません。
交代勤務か固定シフトかを見分けるには求人票に記載されている勤務内容をしっかりとチェックすることが大切です。
- 交代勤務を希望:「交代勤務募集!」という求人に応募
- 日勤を希望:「日勤募集!」という求人に応募
- 夜勤を希望」「夜勤専従募集!」という求人に応募
いまはほぼすべての求人に就業したときの勤務時間帯が書かれているので、そこを見落とさなれけば交代勤務と固定シフトを見分けることは難しくありません。
前もって転職エージェントに登録しておこう
もしも「工場勤務がきついなら別の仕事に転職しようかな」...と考えているなら、次の就職のためにとりあえず転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。
転職エージェントってなに?
転職の仲介サービスを無料でしてくれるサービスのこと。前もって自分の経歴ややりたい仕事を伝えておき、その情報を元にして希望の転職ができるように企業とマッチングします。
もちろん転職の仲介としての経験も豊富なので自分で1から求人を見つけて応募する....よりも希望の就職先がより見つかりやすくなります。
「会社をやめたあとで登録するんじゃだめなの?」...という人もいるでしょうし、退職してからゆっくり次の仕事は探したいという意見もわかります。
ただエージェントへの登録自体は在籍中でもできるので、前もって行動しておいたほうが次の仕事に就けるスピードも当然早まります。
それに会社を辞める直前というのは次の担当者の引継ぎなどでいつもよりエネルギーをつかいます。
いざ辞めたら辞めたで開放感がえげつなくてしばらくボーッとして過ごしてしまう...ということも起きがちです。
もちろんある程度の休養は必要ですが前もってエージェントに登録しておくことで、最低限の緊張感を持っておくことはわるくないでしょう。
とりあえず1社だけ登録しておくなら『doda』がおすすめ
「でも転職エージェントってなんかよくわからないし、どこに登録すれば良いんだろう...」
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