仕事 雑談

仕事・就活で逃げ癖があるのは悪くない!でも「嫌じゃない仕事」を探す努力も必要

投稿日:2019年8月19日 更新日:

 

「転職したばっかなのにまたすぐ仕事辞めちゃった...。逃げ癖があるのって悪いことだよなあ...。」

 

仕事で嫌なことがあるとすぐに辞めてしまって、自分の逃げ癖に嫌悪感を持ってる人も多いと思います。

 

この記事を書いている私も、正社員やアルバイト、そして就活に限らず職場でどうしても嫌なことがあるとすぐに逃げ出す(バックレ含む)...ということをしょっちゅう繰り返してきました。

 

いままで10個以上の仕事をしてきましたが、1年以上続いたのは半分以下です。

 

ただ逃げ癖と言うと悪いイメージで捉えられがちですが、考え方を変えれば「損切りが早い」という大きな長所になると思います。

詳しくお話していきます。

 

目次

仕事・就活で逃げ癖をつけておくと「逃げられないとき」のリスクを防げる

 

 

この記事の結論からいうと、仕事や就活で逃げ癖がある最大のメリットは「逃げられなくて手遅れになる」リスクを下げられるということです。

 

「逃げられなくて手遅れになる」とは仕事で辛いことがあってストレスが溜まった結果、

うつ病になったり体を壊して入院したりすること。

 

たとえば私はクレジットカード勧誘の仕事をしていたことがありますが、ほとんどの現場ではその日の目標件数(=ノルマ)を超えなければリーダーに怒られます(怒られる度合いは現場によって違いますが)。

怒られないように仕事も頑張りますがどうしても件数が上がらないときもあります。

こうしてずっと怒られて何も思わなければいいですが、真面目で逃げ癖がついていない人がノルマに追われる恐怖心から精神的に限界になってうつ病になってもおかしくありません。

 

仕事でつらいことは、人間関係、仕事のノルマなどいっぱいあります。

 

手遅れになる前に逃げ出すことができればしばらくして元通りになっていきますが、一度限界を超えてしまったメンタルや肉体は元に戻るまで非常に時間がかかります。

下手をしたら一生戻らないかも知れません。

 

その点、逃げ癖がついている人は「あ、ダメだ。このまま仕事を続けると手遅れになるな」と本能的に感じることができます。

 

この「ダメ」という基準は人それぞれ異なりますが、逃げ癖がついてしまっても健康である方が逃げられずに体に不調をきたすよりよっぽどマシです。

 

キリン
「逃げずに苦労を乗り越えれば成長する!」っていう人の気持ちもわかるけどさ、乗り越えられなかったときのリスクも考えてほしいんだよね。

 

逃げ癖がないことで逆に周りに迷惑をかける可能性もある

 

日本人は忍耐の精神を重んじると言われ、逃げることは周りに迷惑をかけると教わってきた人も多いはずです。

しかし、逆に逃げずに耐えて限界を超えてしまっても周りに迷惑をかけるリスクについてはあまり指摘されません。

 

たとえば仕事で逃げられず限界を超えてしまってうつ病で入院した場合、

仕事で空いた分は誰かがカバーしなければいけないのでその時点でどっちにしろ同僚に迷惑をかけています。

 

個別で得意先があるなら先方に謝りに行く人もいるでしょう。

たとえ逃げても逃げなくても同じように会社に迷惑をかける可能性があるなら、

自分の心や体が壊れてしまう前にそこから逃げ出すほうがよっぽどマシなんじゃないでしょうか。

 

 

逃げ癖が起きないように自分に合う場所・仕事を探そう

 

 

逃げ癖は見方を変えれば損切りできる長所にもなる!...と書いてきましたが、

現実的なことをいうと「逃げ出すことがないような仕事」を自分で探す努力も必要です。

 

海外はどうか分かりませんが、少なくとも日本では収入の面でも世間体の面でも一般的に「仕事をコロコロと変える人」よりも、

「ずっと同じ仕事に就いている人」のほうが基本的には評価が高いです。

 

あんまりリアルなことを言いたくはありませんが、何も考えずにただ逃げ癖を繰り返していくと、日本ではどんどん金銭的に行きづらくなっていく可能性は高くなります。

 

逃げ癖がついて就職してすぐ辞めて...を繰り返してる人を「短期離職者」とも呼びますが、すぐに離職されてしまうと会社としても大きな仕事も任せられないしスキルも身につかないのだから収入が上がる理由がありません。

これから転職しようとする会社でもこういった短期離職者は「またすぐに辞めるのでは?採用コストが無駄になるのでは?」と面接で怪しまれるリスクが高いです。

 

いまは転職も当たり前になってきていますが、選考のときも短期離職を繰り返している人より数年単位で長く勤めている人のほうが好印象に映ります。

 

仕事が嫌で逃げたくて転職したい消極的な人と、将来のなりたい自分にむけてのキャリアアップのために転職をしたいエネルギッシュな人。

...どちらが採用コストの元が取れそうか、一緒に働きたいと思うかは会社から見れば明らかですよね。

 

くり返すように逃げ癖は見方を変えれば長所にもなりますが、

あまり逃げることを乱発してしまうとブーメランのように自分の職務経歴となって返ってきてしまいます。

 

自分がさほど嫌じゃない仕事を逃げながら探してみる

 

つまり仕事で逃げ癖があってもそんなに悪くないですが、収入や生活のことを考えるとどこかで落ち着く必要がでてきます。

 

黙々と働くのが好きな人もいれば、接客業で人と会話するほうが向いている人もいますから

「自分は何がしたいのか」「自分がどんな仕事に向いているのか」を逃げながらも固めていって、自分から仕事にすり寄る努力を怠らないようにすることが大切です。

 

「自分がどんな仕事に向いているのか」は「どんな仕事ならストレスをあまり感じないか」と言い換えることができます。

 

仕事にやりがいを求める人も多いですが、基本的にやりがいはストレスや仕事で起こる嫌なことの大きさと比例すると思うので、

逃げ癖があると自覚している人には私はあまりおすすめしません。

 

まずは自分がさほど嫌じゃないこと、いい意味で淡々と進められることを優先して探してみましょう。

 

たとえば私なら営業マンのような顧客に自らアプローチをかける「日々のノルマに追われる仕事」はキツくてしんどいのですが、婚活パーティの司会のような「来てもらった人に楽しんでもらう仕事」はあまりストレスを感じません。

心に波風を立たせず淡々と仕事を進めることができます。

自分の「嫌じゃない仕事」が分かればそのジャンルに向かって進めばいいだけなので「どんな仕事が向いてるかわからない」...という焦燥感はかなり楽になります。

 

「自分がどんな仕事なら嫌にならないか探してみる」マインドを持って仕事をすれば

そこを辞めたとしても「ただ嫌になって逃げ出した」よりは「ノルマがあるから向いてない・朝早すぎる仕事は向いてない」など具体的なフィードバックが得られるので大きな収穫になります。

 

今は口コミサイトで事前に会社の評判や業務内容をある程度なら知ることができます。

自分にとって嫌じゃない仕事を見つける精度をより確実に高めていきましょう。

 

キリン
「嫌じゃない仕事」なら長く続くし、そしたら逃げ癖も自然となくなるよ!

 

「嫌じゃない仕事」の精度を上げるなら転職エージェントを使うのも手

 

 

「嫌じゃない仕事」を探すためには自分一人で求人を見ているよりも、

転職エージェントに登録して職務経歴や面接でのアドバイスをもらったり、相手企業の平均年収や離職する人の割合をリサーチしましょう。

 

転職エージェントとは...?

求職者と企業の間に立って転職活動を支援してくれるサービス。求人サイトと違って、専任のキャリアコンサルタントがさまざまなサポートをしてくれるのが大きなポイントです。

具体的には求職者それぞれの適正に基づいた求人情報の紹介、職務経歴書の作成のアドバイスや面接の日程の調整などを行っています。これらのサポートは基本的にすべて無料で受けられるので、仕事を探そうと少しでも思っているなら必ず登録しておきましょう。

 

転職エージェントにはそれぞれ得意な求人ジャンル、不得意な求人ジャンルがあります。

どの転職エージェントが良いかわからない...という人はとりあえず以下の2つには登録しておきましょう。

 

おすすめの転職エージェント

 

幅広い求人を探したいならdoda、20代でフリーターや未経験から正社員に転職するならJAIC、WEBやIT業界で求人を探したいならWORKPORTのように、自分の属性に合わせて転職エージェントを選ぶのがおすすめです。

 

入社前に相手企業のことをすべて知るのは不可能ですが、それでも転職エージェントとネットの口コミを事前に調べておけば、入社してからミスマッチで逃げ出す確率はグッと下がります。

 

ネットでの会社口コミサイトは投稿者によって内容の善し悪しがキッパリ分かれる傾向にありますが、私は特に「退職者」についての情報に注目しています。

 

たとえばその会社に関する書き込みが全30件あって、その10%にあたる3〜4件以上で「離職者が多い」と書かれていたら、その会社に転職するのはちょっと立ち止まって考えた方が良いかも知れません。

 

キリン
社風とか人間関係との相性は「運次第」だけど、離職者が多いっていうのは1つの目安になるよね。

 

おわりに

 

以上、逃げ癖は決して悪くはないけどあまり無計画に逃げすぎると日本では金銭的に生きづらくななるかも...という記事でした。

 

この記事を見ているということは、みなさん多少なりとも「自分は逃げ癖がある」と心のどこかでは思っているはずです。

 

逃げ癖を無くす確実な方法は「(自分にとっての)いい会社」に転職する以外にありません。

世間での評判はどうであれ、その仕事が嫌でなければ自然と逃げぐせはなくなっていくはずです。

 

そして何度も言うように「自分にとってストレスが溜まりにくい仕事は何か」ということを固めていけば、

次の転職が失敗するリスクは一気に減るでしょう。

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