「またアルバイト受からなかった・・・。『未経験も歓迎！』って書いてるのに、なんで・・・？」
この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
アルバイトを選ぶときに「いままでとは違う業種をしてみたい！」ということで、未経験の分野を選ぶ人も多いと思います。
求人でも「未経験も可！」と書かれている応募先も多いですが、一部では「何度応募しても未経験だと落とされる・・・」なんて声もあるようです。
では、未経験の人が採用されない理由にはどういったものがあるのか調べてみました。
目次
未経験の人がアルバイトに受からない主な理由まとめ
まず結論から言うと、その業界を未経験の人がアルバイトに受からない理由は主にこういったものがあります。
- 経験者の応募者を採用した
- 教育するためのコストがかかる
- そもそも未経験者を採用する気があまりない
もちろんアルバイトに落とされる理由はこちらが聞いても教えてもらえないケースがほとんどです。
本当は未経験なのはそこまで問題ではなくて、面接した人との相性や、経歴、印象、シフトなどの勤務条件...こういった理由で見送りになった可能性もあります。
あくまで「未経験者がバイトに受からないのはこういう理由があるかも・・・」程度に考えてもらえると幸いです。
経験者の応募者を採用した
もしもアルバイトの求人に複数の応募者がある場合、採用人数が限られていれば必然的にその仕事の経験者が優先されるケースが多いです。
もちろん履歴書の内容な面接での人柄などで未経験者が採用されるケースもありますが、やはり経験者は仕事を教える手間もかなりはぶけるし、未経験者とくらべると仕事へ慣れるスピードも早いです。
そもそも「未経験OK！」「未経験歓迎！」というよく見かける求人も、「経験者は応募しちゃダメ！」「経験者は優遇しません！」とは意味は同じではありません（当たり前ですが）。
当然、多数の経験者がそういった求人に応募してくる可能性もありますし、「求人では未経験OKとは書いてるけどできれば経験者のほうがいいなあ」...と考えているところも多いはずです。
もちろん、中には「まっさらな状態から新しい考えをもたらしてくれる未経験者を1から教育したい！」という想いで求人を出しているところもあると思います。
あるいは単純労働の仕事、またはオープニングスタッフなどの募集では、とりあえず大量採用したいという会社も多いので経験者でも未経験者でもそこまで気にしないというケースもあります。
しかし基本的にはそのバイトの未経験者よりも、即戦力になりえる経験者のほうが優遇されるのが現実です。
未経験者はそういった人たちと競争していく立場にあるので、どうしてもその仕事がしたいのであれば経験値以外の部分で自分をアピールしていく必要があります。
教育するためのコストがかかる
未経験者は経験者にくらべて、仕事に慣れるまでにどうしても時間や教える先輩の人件費などのコストがかかります。
短期でのアルバイトならまだしも、長期ではたらく人を募集しているなら、ある程度は仕事のノウハウを覚えるにも時間がかかることが多いですからね。
逆にその仕事を1年経験している人であれば、企業としてはその人への研修＋1年間仕事を教えるコストを実質節約できるわけです。
もちろん会社ごとに仕事内容はちがうので別途研修が必要なケースもありますが、それでも上でも書いたように経験者が仕事にスピードは未経験者よりも相当早いでしょう。
また、その業界をしばらく経験しているということで、途中でバックレてそれまでにかけたコストがパーになるリスクも未経験者よりは低くなります。
そのため「あまり人材を育てる時間がない」と考えている会社ではやはり未経験者は採用では不利になってしまうでしょう。
そもそも未経験者を採用する気があまりない
そもそもの話になりますが、未経験者をバイトとしてあまり採用する気がない企業もあります。
たとえば「○○の実務を3年以上」など詳細な応募条件が書かれている求人ならわかりますが、「未経験可！」のような謳い文句の求人でも未経験者を採る気がないケースもたまにあります。
「なんで？」と思うかもしれませんが理由は単純で、「未経験可」と書いて間口を広げておけば、たくさんの応募が見込めるからです。
とりあえず多くの応募者を確保して、その中から採用したい人材をしっかりと選んでいく...という方法ですね。
もちろん何度も言うように、「本当に未経験でも大丈夫！」という求人も存在します。
こういった会社でも欲しいのは「経験者」ですから未経験者にはあまり興味は持たれません。
しかし「この業界は未経験だけど同じ職種ではたらいていた」「未経験だけど経歴は面白いから採用したい」みたいな光るものがある人材が応募をしてくる可能性もあるので、一応「未経験可」としているケースもあるようです。
つまり完全な業界未経験者は、こういった求人で採用されるのはかなりむずかしいかもしれないですね。
対策：未経験を歓迎する業界に応募しよう
未経験でアルバイトに受からない人に最も有効な対策は、「未経験でも歓迎！」...という業界に応募をすることです。
「当たり前やろ！」とツッコミが入りそうですが、なんだかんだこれが1番効果的な対策だと思います。
もちろん上でも書いたように「未経験可って書いてるけど本当は経験者がほしい」という会社もありますが、業界全体が未経験者でもOKという雰囲気ならアルバイトにも採用される可能性は高まります。
こちらは『マイナビ転職』さんが2017年11月に調査をした、「職種未経験者歓迎」の割合が多い業界のデータになります。
1位 美容・ブライダル・ホテル・交通 94.7％
2位 販売・フード・アミューズメント 93.6％
3位 技能工・設備・配送・農林水産 他 90.3％
4位 保育・教育・通訳 90.1％
5位 医療・福祉 84.9％
6位 管理・事務 83.3％
7位 公共サービス 83.1％
8位 企画・経営 81.4％
9位 医薬・食品・化学・素材 80.1％
10位 コンサルタント・金融・不動産専門職 79.8％
11位 営業 78.4％ 12位 クリエイティブ 73.1％
13位 電気・電子・機械・半導体 70.0％
14位 建築・土木 69.2％
15位 WEB・インターネット・ゲーム 57.1％
16位 ITエンジニア 48.6％
引用元：https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/donai/03
上位はいわゆるサービス業がまとまっていて、下位はWEB系や技術職の業界が多い印象です。
あくまで「転職希望者」向けのデータですが、アルバイトの場合でもパーセンテージはそこまで大きく変わらないのではないでしょうか。
希望する勤務条件や自分の性格との向き不向きはあると思いますが、とにかくアルバイトに採用されたい...という人は、還元の割合が大きい業界に集中して応募すると採用される確率もアップしてくるでしょう。
むしろアルバイトは正社員よりもそこまで特殊な技能などは必要とされないケースが多いので、もっと未経験者歓迎の割合は増えるかもしれません。
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