「ネットでたまに『グレー企業』って見るけど、ブラック企業となにがちがうのかな...?」
この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
ブラック企業とホワイト企業はなんとなくイメージできるけど、
グレー企業ってどういうものかわからない人も多いと思います。
もしかしたら自分の会社ってグレー企業?...って不安な人もいるかもしれませんね。
そこで具体的にどんな特徴があるのか調べてみました。
大前提として、その会社がブラック、グレー、ホワイトのどれに当てはまるかはその人の感覚によって左右されます。「私の感覚ではそれは違うけどなー」と思う人もいるかも知れませんがご了承下さい。
目次
グレー企業の特徴:ホワイトよりはきびしくブラックよりはゆるい
まず結論から言うと、グレー企業の特徴を一言でまとめるなら「ホワイト企業ほど労働環境はよくはないが、ブラック企業ほどきびしくはない」というものになります。
まさに名前の通りグレー。
「ホワイト寄りのグレー」よりも「ブラック企業に近いグレー」...のようにマイナス気味のニュアンスで語られることが多いです。
あとでも詳しくお話しますが、パッと例をあげるとこんな感じ。
- ホワイト企業:残業代はもちろん全額支給
- ブラック企業:定時までには絶対に終わらない仕事を与えてもちろん残業代も1円も払わない
- グレー企業:残業代は払うが全額支給ではない
...あらかじめ言っておくと、残業代を払う=絶対100%ホワイト企業!というわけでもないです。
その他の労働環境によってはブラック、グレー企業の条件を満たしている場合もあります。
あくまでわかりやすく比較するためのたとえ話の1つだとお考え下さい。
「いやいや、グレー企業って表現がアバウトじゃね?特徴がいまいちわからん」って思う人もいるかもしれません。
ただ、「グレーゾーン」など白でも黒でもない曖昧な状態を指すことにもグレーという色は使われるので、
グレー企業についても明確な定義はなく「なんとなくこんな感じ」というイメージで捉えていただければと思います。
グレー企業といわれる基準の目安まとめ
ではグレー企業といわれる基準って、もっと具体的に言うとどんなものがあるのでしょうか。
- 台風が直撃するとき「自宅待機」とも「這ってでも来い!」ともいえない微妙な対応
- 風通しは悪くないが残業代はでない
- 残業代はでるが○時以降はでない
- 社内ルールが雑なところと異様にきびしいところがある
- 仕事は楽だけど週休1日
- 始業30分前に来なくちゃいけない雰囲気がなんとなーくある
- 有給はとれるけど理由を聞かれる
- 休憩終了10分前には仕事のもどる雰囲気がある
- 離職率が17%
- パワハラほどじゃないけどネチネチ言う人がいる
- 訴えるほどの会社でもないからしぶしぶ仕事をしている...など
思いつく限りではこんな感じです。
ホワイトな労働環境をめざして頑張っている!...というよりも、
なんとかブラックにならないように踏みとどまっているという企業が多いイメージですね。
完全なブラック企業、ホワイト企業は存在しない?
ちなみにWikipediaには「ホワイト企業」と「ブラック企業」それぞれのページがあります(グレー企業はありません)。
それぞれを引用するとこんな感じです。
ホワイト企業(ホワイトきぎょう)とは、就職活動を行うに際して、入社後に福利厚生が整っていたり離職率が低い、各種法令や社内規則を遵守しているなどから入社することが好ましいとされている企業。
反意語にはブラック企業という言葉が存在しており、従業員への待遇が酷い企業という意味で使われている。
引用元:ホワイト企業
ブラック企業(ブラックきぎょう、(和製英語で造語)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは違法行為、不法行為、脱法行為などにより従業員に無給の残業・朝残業などの不当な労働を強制したりパワハラなど人権を踏みにじったり心身を傷つける行為を日常的に行っている企業もしくはそのような行為を行ってる社員を放置、黙認している企業のことである。(中略)
「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある。対義語はホワイト企業。
引用元:ブラック企業
まあ、私たちがなんとなくイメージするものとそんなに大きくは違わないですね。
しかしブラックかホワイトかというのは実際に評価するのはそこで働いている人が評価する以上、
完全なホワイト企業、完全なブラック企業というのはほとんど存在しないのではないでしょうか。
ちなみに私の考える完全なブラック企業は(いろいろな要素があるもののそれを差し置いて)「長いあいだ従業員に給料が全く払われない」だと思っています。
でも、そういう会社はだいたい経営が傾いているのでそのうち潰れるでしょう
たとえば「高給で残業もまったくないが業務内容は単調」な仕事は多くの人から見ればホワイトですが、
自分にプレッシャーをかけて成功したい!やりがいを感じたい!...と思っている人は(ブラックとは感じないかもですが)そう思わないかもしれません。
逆に「残業ばっかで営業ノルマもきついしサビ残で人間関係も最悪で離職者も多い」のようなブラック詰め合わせのような企業でも、
ノルマを達成できてやりがいを感じる人や営業が好きな人からしたら人間関係の悪さを差し引いてもホワイトだと感じるでことしょう。
上で上げたのはまあまあ極端な例ですが、会社の環境のすべてに満足している!...という人はなかなかレアだと思うので、
日本の企業には多かれ少なかれ(ブラックほどではないにしろ)グレーな部分は含まれていると思います。
自分の会社は「グレー」だと思ってる人も多い
では、働いている人は自分の会社の労働環境をどのように感じているのでしょうか。
マイナビ学生の窓口フレッシャーズというサイトが2015年に働く男女469名にアンケートを実施してるので引用します。
Q. あなたの会社は、ホワイト、ブラック、間のグレーだとどれだと思いますか?
●1位「グレー」……43.5%
○2位「ホワイト」……41.1%
●3位「ブラック」……15.3%
判断しづらい微妙な企業にお勤めの人、多いんですね……。しかし、ホワイトという人もそれと同じくらいいます。
...このように僅差で自分の会社のことをグレーだと思っている人が1位でした。
ブラックが意外と低いことからも「そこまで労働環境はひどくないけど、ブラックというほどでもない」、
という考えの人も結構多いのかなーと思います。
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